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ナノUHPLCカラム Aurora Generation 4

Generation 4登場!改良により分離能・スループット・再現性が向上
耐圧>1,700barのnanoZero®とデッドボリュームゼロのエミッタ一体型カラム

IonOpticks の新世代 UHPLC カラムは、プロテオミクス分離技術の可能性をあらためて見直し、より実用的な性能を追求しています。

国内外のプロテオミクス研究者との継続的な協力のもと、細部まで丁寧に設計された Generation 4 Aurora Series は、堅牢性、寿命、スプレー安定性、再現性 といった、日常的な分析に求められる要素を着実に改善しています。

また本シリーズでは、
  ・キャピラリーフローカラムのラインナップを拡充
  ・新しいカラム加熱ソリューション「HeatSync™」
を追加することで、より幅広い分析ニーズに対応できるようになりました。


    
  
  Aurora® Rapid™ 8x75により、微量プロテオミ_ページ_1.jpg  Aurora_Ultimate_TechNote_2025 JA.jpg
 

高度なプロテオミクス要求に対応する、揺るぎない耐久性

精密化された製造技術により、Generation 4 Aurora Series® カラムは、性能を損なうことなく過酷な条件下でも安定して使用できます。強化された堅牢性によって、難易度の高いサンプルを扱う場合でも、研究を中断することなく進められます。高い安定性によりクロマトグラフィーのばらつきを抑え、カラム性能を気にするのではなく、研究そのものに集中することができます。
  

より優れたカラムが、より良いデータを生み、より良い研究につながる。

堅牢性、長寿命、スプレー安定性、再現性、そして互換性を強化しつつ、業界トップレベルの感度、カバレッジ深度、スループットを維持する Generation 4 Aurora Series® カラムは、これまで得られなかったレベルの一貫性と信頼性をもたらし、高性能と堅牢性を理想的に両立することで、研究を最適化する最高のパフォーマンスを実現します。
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XTカセットを刷新し、スプレー安定性を大幅向上。
得られるデータに自信をもたらします。

クロマトグラフィーカラムと質量分析計の接続部は、LC-MS システム全体の性能を左右する重要なポイントです。 Generation 4 Aurora Series® カラムでは、金属プロファイルを低減した再設計された XT カセットを採用することで、分析全体を通して一貫したイオン化条件を維持する優れたスプレー安定性を実現しています。

これによってサンプル中のターゲット化合物の検出が、より安定し信頼性の高いものになります。シグナル変動が抑えられることで、定量精度が向上し、低存在量ペプチドの検出能力も改善されます。

その結果、プロテオームカバレッジはより包括的になり、定量データへの信頼性も大きく高まります。
 

 

Aurora Series® 150 µm キャピラリーフローカラム、登場。

最もお問い合わせの多かったキャピラリーフロー領域に対応するため、IonOpticks は Generation 4 Aurora Series® キャピラリーフローカラムをラインナップに加えました。現代のプロテオミクスワークフローで扱われる複雑なサンプルに対し、より効率的に解析できるよう設計されています。

各分析から長期的な研究プロジェクトまで、安定した性能を維持します。リテンションタイムやピーク形状の一貫性が保たれるため、継続した解析でも信頼できる結果が得られます。

HeatSync™ 温度制御ソリューション

高性能なプロテオミクス解析において、温度制御は再現性の高い高品質な結果を得るために欠かせません。
HeatSync™ は研究者によって設計され、研究者のために作られた温度制御エコシステムであり、そのデザインは国際的な Good Design Award でも評価されています。
この統合型の加熱ソリューションは、これまで温度制御が困難だったワークフローにも対応し、操作の複雑さを取り除きます。サステナブルな設計と直感的な操作性により、プロテオミクス研究の現場で扱いやすく、装置の操作ではなく研究そのものに集中できる環境を提供します。

HeatSync™ 温度制御ソリューションは、カラム性能をより引き出すために設計された補助ツールであり、以下の4つの要素で構成されています。

 

AuroraシリーズGeneration 4の特長

新たに採用した1.7 μm粒径のC18固定相によりさらに分離能が向上、
少ないサンプル量でも良好な同定結果を取得可能

Aurora Generation 4は新たに採用した1.7 μm粒径のC18固定相により、ペプチド保持力が向上、より多くのペプチドを結合するため、少ないサンプル量でも良好な同定結果を得られる高分離能なカラムです。
また、デッドボリュームを除去するように開発された独自の設計「nanoZero®」デザインも、耐圧>1,700 barの高耐圧へと改良されています。
Auroraシリーズのカラムはすべてエミッタチップと一体型になっており、Generation 4ではカラム長さ60cmの「FRONTIER」、25 cmの「ULTIMATE」、15 cmの「ELITE」、5 cmは内径150μmの「RAPID150」と内径75μmの「RAPID75」と5種のカラムで、ESIとCaptive Spray Insert(CSI)をそれぞれラインナップしています。
また市販の様々なトラップカラムとの互換性が向上しています。

耐圧>1,700 barの高耐圧のnanoZero®フィッティングと
エミッタは優れたスプレー安定性とカラム寿命の向上を実現

Auroraカラムの独自設計であるnanoZero®フィッティングは、プレカラムデッドボリュームを排除するよう設計されており、さらにGeneration 4では1,700 bar以上の高耐圧を保持するよう改良されました。
またエミッタ一体型のカラムデザインは今回の改良により、異なるカラムや製造バッチ間でも、より優れた寿命とスプレー安定性を実現し、カラム寿命が向上しました。
Auroraカラムはユーザーフレンドリーな構造で簡便に接続することができます。
※背圧が上昇するためご使用にはカラムオーブンの使用を推奨します

各製品の価格、在庫等はお問い合わせください。
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Aurora Series XT Range ラインナップ

Thermo Scientific EASY-Spray、Nanospray Flex、および Newomics UniESI イオン源に対応

Aurora® Elite™
15×75 XT C18 UHPLC column

Aurora® Ultimate™
25×75 XT C18 UHPLC column
PAL RTC (Robotic Tool Change)
Aurora® Frontier™
60×75 XT C18 UHPLC column

 


Aurora® Elite™
15×75 XT C18 HeatSync™ Starter Pack

Aurora® Frontier™
60×75 XT C18 HeatSync™ Starter Pack
PAL RTC (Robotic Tool Change)
Aurora® Ultimate™
25×75 XT C18 HeatSync™ Starter Pack

 


品番 品名
 4-15075C18-XT  Aurora Elite (15cm x75μm ID) XT / AUR4-15075C18-XT
 4-25075C18-XT  Aurora Ultimate (25cm x75μm ID) XT / AUR4-25075C18-XT
 XTFLXAD01  Aurora XT adapter for Nanospray Flex source / XTFLXAD01
 4-15075C18-XT-STPK  Aurora Elite (5cm x75μm ID) XT / AUR4-15075C18-XT-STPK
 4-50150C18-XT-STPK  Aurora Frontier (5cm x150μm ID) XT / AUR4-50150C18-XT-STPK
 4-25075C18-XT-STPK  Aurora Frontier (25cm x75μm ID) XT / AUR4-25075C18-XT-STPK

Aurora Series XS Range ラインナップ

SCIEX OptiFlow Pro および OptiFlow Turbo V イオン源に対応

Aurora® Elite™
15×75 XS C18 UHPLC column

Aurora® Ultimate™
25×75 XS C18 UHPLC column
PAL RTC (Robotic Tool Change)
XS
Installation Toolkit

 


Aurora® Elite™
15×75 XS C18 HeatSync™ Starter Pack

Aurora® Elite™
25×75 XS C18 HeatSync™ Starter Pack

 

品番 品名
 4-15075C18-XS  Aurora Elite (15cm x75μm ID) XS / AUR4-15075C18-XS
 4-25075C18-XS  Aurora Ultimate (25cm x75μm ID) XS/ AUR4-25075C18-XS
 XSITK01  XS Installation Toolkit / XSITK01
 4-150150C18-XS-STPK  Aurora Elite (5cm x75μm ID) XS / AUR4-5075C18-XS
 4-50150C18-XS-STPK  Aurora Elite (5cm x150μm ID) XS / AUR4-50150C18-XS

Aurora Series CSI Range ラインナップ

Bruker CaptiveSpray、CaptiveSpray 2、CaptiveSpray Ultra および CaptiveSpray Ultra 2 イオン源に対応

Aurora® Elite™
15×75 CSI C18 UHPLC column

Aurora® Ultimate™
25×75 CSI C18 UHPLC column
PAL RTC (Robotic Tool Change)
Aurora® Frontier™
60×75 CSI C18 UHPLC column

 


Aurora® Rapid™
5×75 CSI C18 UHPLC column

Aurora® Rapid™
5×150 XT C18 UHPLC column

 

品番 品名
 4-15075C18-CSI  Aurora Elite (15cm x75μm ID) CSI / AUR4-15075C18-CSI
 4-25075C18-CSI  Aurora Ultimate (25cm x75μm ID) CSI / AUR4-25075C18-CSI
 4-60075C18-CSI  Aurora Frontier (60cm x75μm ID) CSI / AUR4-60075C18-CSI
 4-5075C18-CSI  Aurora Rapid (5cm x75μm ID) CSI / AUR4-5075C18-CSI
 4-50150C18-CSI  Aurora Rapid (5cm x150μm ID) CSI / AUR4-50150C18-CSI

 
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カラムスペック

 
 固定相  C18
 カラム長さ  60 cm / 25 cm / 15 cm / 8 cm / 5 cm
 粒子径  1.7 μm
 ポアサイズ  120 Å
 耐圧  1,700 bar
 温度制限  60 ℃ (Low pH)
 pH範囲  1~8
 

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ユニバーサルカラムオーブン

加温することで溶媒粘度を下げ、安定送液が可能となります
¥1,100,000~(税別)

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クローズドナノスプレーソース。クローズ式でバックグラウンドが低減※別途ナノイオンソースが必要です
¥700,000~(税別)

Auroraカラムアプリケーション例

複数の実験、数百回のインジェクションでも一貫した結果を得られます

1本のカラムで8回のプロテオミクス測定を実行した結果です。数百回のインジェクションでも安定した測定結果を得ることが可能です。

Auroraカラムと他社製カラムとの同定率の比較

Auroraカラムは、従来のロングカラムと比較して一貫して20~25%ほど多くのタンパク質の同定を実現します。負荷と平衡化の時間を短縮しながら、同定数を増やします。
下記は、エミッターチップ一体型Auroraカラム(25 cm × 75 µm)と、従来の他社製のカラム(50 cm × 75 µm)をエミッターなしとエミッター統合型で、それぞれ1µg Hela セル トリプシン消化の結果の比較です。サンプルはThermo Q-Exactive Plusで測定しました。

異なる製造ロットのカラムでも高い再現性

それぞれ異なる製造ロットのAuroraカラム2本による、200 ng Helaセルトリプシン消化のベースピーククロマトグラム。サンプルは55 ℃、400 nL / minで5 %から35 %Bで90分間のグラジエント、Thermo Q-Exactiveで測定。結果は、2本のカラムの保持時間とピーク分離能が一致していることを示している。
※Aurora Generation 2での測定です

タンパク質とペプチドの同定数

200 ngのHelaトリプシン消化をそれぞれ異なるグラジエント(17分間、90分間)と、2種のカラム長さで測定。縦軸は、各条件でそれぞれ同定されたタンパク質およびペプチドの数を表し、短いグラジエントでも、高い同定数を示している。Bruker timsTOF Proで測定。
※Aurora Generation 2での測定です

堅牢なパフォーマンス

500 ngのリン酸化ペプチド(TiO2)を濃縮した急性骨髄性白血病細胞のトリプシン消化物を70回インジェクションし、カラムの堅牢性と寿命をテストした。 サンプルは55 ℃、400 nL / minで5 %から35 %Bで90分間のグラジエント、Thermo Q-Exactive HF-Xで測定。 1回目、35回目、70回目のリテンションタイムとカラム分離能はそれぞれ一貫した結果を示している。
※Aurora Generation 2での測定です

製品カタログ・資料

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論文・アプリケーション等

Phosphoproteomics using Aurora columns helps identify mechanisms of conformational plasticity.

 詳細はメーカーHPをご覧ください