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固相抽出(μSPE)自動化システム

PAL RTCは固相抽出法前処理も自動化可能。
残留農薬分析に欠かせないQuEChERS法にも対応します

固相抽出(μSPE)は溶液中に含まれる分析対象物とそれ以外の不純物を、固相担体を充填したカートリッジで分離するHPLCの前処理方法です。
PAL RTCではITSP Solutionsの固相抽出用カートリッジを用い、カートリッジのコンディショニングから溶液のローディングや溶出までの、固相抽出で行われる一連のフローを自動で行うことができます。さらに抽出物の希釈や、LC用バルブを搭載すればLCへのインジェクションまで自動化可能となります。
前処理の工程で必要とされる一連のワークフローを自動化できるので、多数の検体を処理でき、再現性の向上や時間の短縮、さらに工程の簡素化によって人的コストの削減などが期待できます。

※シングルユースのSPEデバイスの中で、ITSPのSmartSPEだけがLCカラムの性能を発揮します。

固相抽出用カートリッジ

逆相・順相・イオン交換など様々なµSPEカートリッジを用意

μSPEカートリッジは、順送・逆相・イオン交換など各種ラインナップしております。また、食品中の残留農薬分析等の前処理で用いられるQuEChERS抽出用クリーンアップ用カートリッジもございます。
カートリッジの種類はITSPのサイトをご参照ください。ラインアップは予告なく変更となる場合がございますので予めご了承ください。
ITSP Solutions Products(外部サイト)

現在供給されているITSPアプリケーション例

・尿中のペインマネージメントドラッグ
・尿、血液、唾液中の法医学、毒物学における乱用薬物
・尿と血液中のビタミンD
・血清中の免疫抑制剤
・血漿と尿中のステロイド
・QuEChERs(食物中の農薬)
・飲料中のN-ニトロソジメチルアミン(NDMA)

固相抽出法前処理の装置構成例

1:溶媒添加用と分取用にリキッドシリンジ2種
2:2種の溶媒(水系と有機溶媒など)の組み合わせが可能なウォッシュモジュール
3:100mLソルベントバイアルを3つまで搭載。溶媒を用いた段階希釈などに。
4:固相抽出用カートリッジなど、専用ラック(ITSPキット)を保管するトレイホルダー
5:サンプルラックおよびプレートを室温で保管するトレイホルダー
6:サンプルの混合・抽出のための撹拌用モジュール
7:LCへのインジェクション

ITSPキット

μSPE用基本キット。別途ITSPカートリッジが必要です。

ワークフロー例

【動画】µSPE clean-up of QuEChERS extracts

PAL RTCによるµSPE QuEChERS抽出クリーンアップのワークフローの自動化

自動化システムの導入をご検討中の方はぜひお気軽にお問い合わせください。

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QuEChERS法自動化システムカタログ

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