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DART感度向上ユニット Corona++

Corona++はDARTによる直接分析をさらに高感度化
プラズマジェットでイオン化効率を10~100倍に上昇

Corona++メイン

「Corona++」は先端曲率の計算されたコロナニードル電極を追加するDART用オプション。
ニードルに高電圧を印加することでプラズマジェットを発生させ、サンプルをかざし測定します。
プラズマジェットによりイオン化効率を10~1000倍上昇させることが可能となり、DARTによる直接分析をさらに高感度化。
また、安全カバーにはインターロック搭載で異常動作時にはブザーとランプで警告する機能も。
感度向上のほかに、イオン化の難しい炭化水素の測定にも応用できます。


「Corona++」に関する論文は下記をご覧ください(外部サイト)

Improvement in ionization efficiency of direct analysis in real time-mass spectrometry (DART-MS) by corona discharge


目次

DART感度向上ユニット「Corona++」とは?
高電圧ニードルでも安全カバー付で安心測定
Corona++を用いた測定例
製品スペック


DART高感度化ユニット「Corona++」とは

先端ニードルに発生させたプラズマジェットにサンプルをかざして測定

使用方法

DARTとMS導入部の間にCorona++をセットします。
先端ニードル部に電圧を印加することで、プラズマジェットが発生。
プラズマジェット部に安全カバーのスリットからサンプルをかざして測定が可能です。

Corona++は、大量の試薬イオンがプラズマジェットを形成するため、これによりイオン化効率が上昇します。


ヘリウムガス供給不足問題に関して

DARTにCorona++を接続すると、イオン化用ガスとしてアルゴンガスを使用することができます。
Corona++使用時にイオン化ガスをヘリウムガスからアルゴンガスへ変更すると暗流イオン化が起こるようになり、本来DARTでは使用できなかったアルゴンガスをDARTのイオン化に用いる事が可能となります。

詳しくはAMRレポートにて紹介しております。
AMRレポート「ヘリウムガス供給不足に対する直接イオン源イオン化用ガスの対策および製品のご紹介」

本技術に関する論文はこちら(外部サイト)をご参考ください

安全カバーのスリット(2方向)からサンプルの挿入が可能

高電圧ニードルは安全カバー内にあるので、高電圧を使用していても安全に測定が可能です。


インターロック搭載の安全カバー

測定可能な状態かひと目で確認。危険時にはブザーで警告

測定可能

イオン源がカバーに挿し込まれている、
または安全カバーのドアが閉じている

InterlockでSafetyを確認/h5>

緑色のランプ(右から2番目)が点灯すれば測定可能状態

測定不可

イオン源がカバーに挿し込まれていない、
または安全カバーのドアが開いている

InterlockではWarnigが点灯

赤いランプのWarning(左から2番目)が点灯し警告


DART+Corona++による測定データ例

Corona++はポジティブモード・ネガティブモード双方で使用可能です。

カフェイン(10 ng/µL:5 µL)のイオンクロマトグラム

炭化水素の測定の比較

サンプル:練香水
成分:ミネラルオイル、ワセリン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス他

製品仕様

Corona++製品スペック

 寸法(D×W×H)  本体部分 90×110×110 mm
 コントーラー 50×100×100 mm
 電源  100V, 1W※ニードルの電圧ではありません
 温度  5~40 ℃
※印加電圧はMSに依存します