10月17日、エーエムアールの指定農家、富良野市上五区にある山川農園を訪問

TPP生き残りを目指し、分析技術を応用した土壌マーカー探索やユニークな品質管理に活路を見出す

皆様いつもお世話になります。エーエムアールの碓井です。

この程エーエムアールメロン事業部では、2シーズン目の山川メロン試験販売を終え、いよいよ本格的な拡販体制を築く事に！
来年の夏には、今年以上に大きく美味しく育ててもらいます。
長～いハウスを2棟使い、赤肉の富良野レッドが１棟あたり800玉ほど収穫されます。
１株に4玉だけを残して、美味しさをギュギュッと濃縮するのです。
ちょっとサボるとたちまち脇芽が・・・毎日剪定作業で汗まみれ(^_^;)

この時期には肥料をまいたりと、雪が降る前に準備で大忙し。
実は山川さん、メロンは本業ではなく玉ネギ農家なのです。
北海道は全国１の玉ねぎの産地。
富良野市でも盛んに栽培されているのですよ。

本州の玉ねぎは、冬の間に育てて春に収穫。
北海道では夏育てて、秋の収穫となります。
ちょうど今は収穫後の後片付けと、来年の準備で土作りです。

ところで連作障害って知っていますか？
同じ作物を同じ畑で連続して栽培をすると、作物の成長が悪くなり収穫量が減ってしまうなどの障害が出る事です。
この原因は不明なところが多く、我々は土壌中の微生物や作物の代謝産物などの影響ではないかと考えております。
そこで我々は、山川さんと将来は質量分析法を利用してのマーカー探索、土壌改良等の対策を検討しているのです。
その他も、サンプルを少しかざすだけで簡単に測定できるDARTイオン化法の活用。
農作物表面を測定すれば、農薬なども測定可能で、多変量解析を利用すれば産地の特定も出来るのです！

より競争力のある作物を生産することで、国際競争を勝ち抜くことが出来るのですね。

実は山川さん、数年前までは名古屋大学医学部の機器センターで、質量分析を手掛けていた公務員だったのです。
元研究者としての経験を活かし、これからはTPPによる今後の日本の農業の将来を模索します！

少しでも良い農作物を育てようと今日も大きなトラクターで畑を耕します。
北海道では広大な畑を相手にするので、殆ど機械を使います。
大きなタイヤ、実際に見ると迫力満点！山ちゃんカッコイ～♪
＊嫁さん募集中です(^O^)

視察のあとは車で上富良野方面へ、大雪山国立公園　十勝岳温泉郷　吹上温泉！
道中雪が所々に現れて、キタキツネも出てきました♪
ここは天然露天風呂、冬でも入れます。
駐車場から山道を徒歩で下ると、そこには岩で出来た湯船が二つ。
混浴で、脱衣所無しの本格的！
水着やタオル巻きOK♪
安心してください、全裸のみではございません！
しかし、我ら視察チームは生まれたままの姿です(^_^;)

サッと入ったら、温泉はしごです、次は吹上温泉保養センター白銀荘。
宿泊可能な施設で、食事は自炊とか。
大人600円で入浴出来ます。
大きな露天（男女別）でゆっくりのんびり。
数日前に冠雪した十勝岳の頂きから、噴煙が上がっています。
先程まで真っ白だった山肌が、夕日でオレンジ色に輝いていました！
最高の一時です。

夜は富良野のコテージで宴会です。
山川さんとの再会に乾杯です！
日本の将来を熱く語りながら、楽しく飲み明かしました(^O^)

山川さん、来年もよろしくお願いします！

取材：塩田・碓井