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第70回日本食品科学工学会 展示、ランチョンセミナー出展のお知らせ

AMRレポート

おいしさや味わいに影響を与える「香り立ち」計測に
SICRITによる揮発性成分分析の新たなアプローチを提案

エーエムアール株式会社は8月24日から26日まで京都女子大学にて開催される「日本食品科学工学会 第70回記念大会」にて
企業展示およびランチョンセミナーにて出展いたします。
本学会では当社でお取り扱いしておりますアンビエントイオン源「SICRIT」、「DART」、そして新たに開発いたしました「DCDI」を中心に紹介予定です。

8月25日のランチョンセミナーではヱスビー食品株式会社の佐川様、株式会社島津製作所の松本様を講演者にお迎えし、
二部構成で飲食物のおいしさや味わいに影響を与える「香り立ち」をSICRITや独自のデータ解析手法を用いて計測した結果をご講演いただく予定です。
学会へご参加の際はぜひ弊社展示ブースおよびランチョンセミナーへお立ち寄りください。

日本食品科学工学会 第70回記念大会 概要

会期:8月24日(木)〜 26日(土)
会場:京都女子大学(〒605-8501 京都市東山区今熊野北日吉町35番地)
https://confit.atlas.jp/guide/event/jsfst70/top

企業展示(ブース番号:15)

アンビエントイオン源「SICRIT」
揮発性成分の高感度分析に特化したLCMS用イオン源です。MS取り込み口に直接接続されたイオン源からサンプルを取り込みながらイオン化する独自機構により効率的なイオン化を行います。発生ガスのリアルタイム分析や呼気分析、レトロネーザルアロマなどの直接分析のほか、LC、GC、SFCのAPCIイオン源としての運用も可能です。
https://www.amr-inc.co.jp/search_experiment/analysis/SICRIT.html

アンビエントイオン源「DART」
サンプルを前処理することなく、直接イオン化ガスにかざすことにより簡便・迅速にMS測定を行うことができます。固体・液体・気体サンプルを広い極性範囲でイオン化・分析が可能です。
https://www.amr-inc.co.jp/search_experiment/analysis/dart-svp.html

アンビエントイオン源「DCDI」
公立大学法人横浜市立大学 関本 先生およびエーエムアールが共同開発したイオン化法(特開2017-045571)を利用したイオン源です。DCDIでは暗流放電とアルゴンガスを用いてイオン化を行います。固・液・気体サンプルをかざすだけで測定ができ、また従来のアンビエントイオン源と比較して低コストで導入いただけます。
https://www.amr-inc.co.jp/search_experiment/analysis/DCDI.html

その他展示予定
サンプル前処理自動化システム「PAL RTC」
卓上型粉体自動秤量分注システム「CRYSTAL」
研究開発自動化システム「CHEMSPEED」ほか

ランチョンセミナー

日程:8月25日(金)12:00~12:50
会場:E1会場 E校舎地階E001

本ランチョンセミナーは二部構成で講演いたします。

第一部講演:「美味しさ」の可視化に繋げるための「香り立ち計測データ解析」の新たなアプローチ

講演者:ヱスビー食品株式会社 佐川 岳人 様
概要:香り立ちは、美味しさを決める要素の一つとして重要なものである。しかしながら「香り立ち」は、比較短時間の時系列な現象である為、計測データの前処理と可視化が難しい。そのことが理由で、様々な理化学分析値の一つに香り立ち計測結果を加えて、総合的な「美味しさ」の解釈に繋げる解析が行われにくくなっている。そこで、今回は我々のグループが考案した「香り立ち計測データ解析」に対する、新たな手法を紹介する。
キーワード: SICRITイオン源、喫食時の香り立ち、1dishのプロファイル、1eatのプロファイル、見える化・可視化、活用・展望・展開・提案、データ前処理、ノイズ低減、特徴の協調、加重移動平均、標準化、フレーバーリリース、短時間時系列データ、俯瞰、美味しさ

第二部講演:味わいに影響を与える成分の探索及び違いの可視化~日本酒飲用時の感覚を意識した評価~

講演者:株式会社島津製作所 松本 恵子 様
概要:近年,評価者の感覚に依存した官能評価に追加して,機器分析を使って味わいに影響を与える成分の探索や定量を行い,違いを可視化したいというニーズが高まっている。これまでは味や香りなどを表現する言葉を用いて定性的に説明されてきたが,分析データを用いることにより製品間の客観的な比較が可能になると考えられる。本発表では,一例として日本酒を取り上げ、きき酒において「ふくらみ」あり/なしの差異がみられたサンプルを用いて,関与する成分の探索及び違いの可視化を行った。さらに「香り立ち計測データ解析」を活用して口中香を測定し,香りが広がる様子のヒートマップ化を試みたので報告する。
キーワード:フードミクス、多変量解析、主成分分析、風味、液体クロマトグラフィー質量分析法、LC/MS、ガスクロマトグラフィー質量分析法、GC/MS

参加方法:25日8:30からチケット(100枚)を配布いたします。枚数に限りがございますことをご了承ください。

ご案内は以上となります。
皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。