前処理・分析のご相談ならエーエムアール(AMR)へ

強酸を用いたICP-MSサンプル前処理の自動化システム

エーエムアール株式会社 > 実験ステップから探す > サンプル前処理 > 自動化システム CHEMSPEED SWING SP > 強酸を用いたICP-MSサンプル前処理の自動化システム

テフロンコーティングや樹脂製ニードルで酸による腐食を防止
CHEMSPEEDのICP-MSサンプル前処理の自動化システム

CHEMSPEEDの前処理システムはICP-MSで用いる金属を含んだサンプルにも対応します。
ICP-MSでは金属を含んだサンプルの溶解に硝酸や塩酸などの腐食性試薬を用いるため、作業者の健康と安全が大きな懸念事項となります。CHEMSPEEDではフッ素コーティングしたステンレスニードルや樹脂製ニードルを採用することでこれらの試薬による腐食を防ぐことができ、金属粉末の分注や塩酸や硝酸などの試薬添加が可能となります。また、システムのフード内を窒素やドライガスで置換し気化した酸による影響を抑えます。
CHEMSPEEDは各種分析装置へのインテグレートも可能なため、サンプルの調製だけでなくICP-MSへのインジェクションまで行うことができるので、ラボの安全性と省力化を提供いたします。

CHEMSPEEDによるICP-MSサンプル前処理自動化

高精度秤量機能搭載の分注ユニットで固体・粉体・液体~高粘性液体などサンプル形状を問わないハンドリングが可能。分注ユニットにはオーバーヘッド形式の天秤が搭載されており、このユニットがシステム内を移動し、分注容器を選ばず様々なバイアル、ウェルプレート、リアクターなどへ分注が可能です。選択した試料を分注した後、自動的に次の試料に移行し、継続的な分注と秤量を行います。
CHEMSPEED分注ツールの詳細はこちらのページをご覧ください。

安全性について

硝酸や塩酸などの腐食性試薬を用いたサンプルの溶解を行う場合、CHEMSPEEDでは酸による腐食を防止するために試薬添加用の液体分注ツール(4Needle Head※写真参照)のニードルに、フッ素コーティングしたステンレスニードルや樹脂製ニードルを採用することが可能です。また、システム内部の気化した酸による影響を抑えるためにフード内を窒素やドライガスに置換します

ワークフロー例

ICP-MSサンプル前処理システム構成例

システムに関する詳細はお問い合わせください

 お問い合わせフォームはこちら