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2017/02/15

【動画あり】DARTで測ってみました ~ペットボトル中の添加剤直接分析~ 

AMRレポート

 

こんにちは!エーエムアール株式会社、

アプリケーション担当の紫合(ゆうだ)です。

 

今日は弊社製品であるDARTを実際に使用し、その測定結果をご紹介していきたいと思います。

 

本日はペットボトルのフタに含まれる添加剤を測定します。

下に示した5種類のフタについてどのような成分が検出されるかを確認しました。

(サンプル名のアルファベットと各メーカー様の関連はございません)

メーカーA 白 

メーカーB 白 橙

メーカーC 橙

メーカーD 黒

 DART測定 サンプルふた.jpg

DART 測定中.jpg

 

例として、メーカーAのスペクトルを示します。

 DART測定 スペクトル.jpg

上のPositiveモードのデータからは、m/z=647.5に添加剤であるIRGAFOS168の[M+H]+のスペクトルが見られます。

隣のm/z=663.5はIRGAFOS168の[M+O+H]+のスペクトルです。

 

IRGAFOS168の酸化体が検出されておりますが、これは

・酸化防止剤であるIRGAFOS168が酸化されている(本体の酸化を防止している)

ということが考えられます。

一方Negativeモードのデータには、人が触ったことにより付着したと思われる皮脂の成分であるパルミチン酸(m/z=255.1)、ステアリン酸(m/z=283.1)が検出されました。

 

他のサンプルも同様に測定を行い、下の表にまとめました。

DART測定 添加剤検出一覧表.jpg

2メーカーの白いフタのみを比較すると、異なる成分が含まれていることが判りました。 

しかし、他の色ではメーカーを問わず、同じIRGAFOS168が検出されました。

 

 

よって今回の測定により、ペットボトルのフタからはIRGAFOS168またはIRGANOX1067が含まれていることがわかりました。

 

 

また次回、皆様の身近にあるものや、気になるものを測定して結果をお届けしようと思います。

 

お楽しみに!

 

【関連資料】2009日本食品衛生学会発表資料AMR(pdf)